カンジンカナメ

日々気ままに過ごしています

魍魎の匣

まぁ、笑ったね。美術さん凄い!なかなかいい仕事してた!サントラには期待できない音楽でした。あと、昭和20年代を一生懸命出そうとしてた。建物、小道具、自転車は良かった。けど、ちょっとやり過ぎ。ロケ地が中国なのかしら?と思った。
以下、原作と比較しての感想。もうね、ツッコミ所をメモしながら観たいと思ったくらいだよ!文句ばっかですよ。原作と映画のネタバレを盛大にしてます。
良かった点は、腕、脚、胴体の作りが素晴らしかった!びびった!
探偵の意味不明な発言ややりとりは面白かった。
女子学生2人の動きが妙にエロくてよかった。
時代をロケで頑張って出してたところも良かった。
ツッコミ点はキリない。
全体的に役設定が原作と違い過ぎる。
あの木場はないだろー木場!木場!宮迫が木場役っていうのもミスキャストだと思うんだよ。木場は図太そうに見えて繊細であり、ストイックなんだよ!密やかに女優さんに恋するわけです。映画の木場はただのミーハー。
探偵榎木津は超越した存在であって、自ら調べないんだ!しかも、犯人に刺されるとかしない!女に振り回されるとかナイ!見える能力の調節とかできるんですか?
関口もあんなカッコ良いのダメだよ!前作の永瀬の関口の方がらしかった。きょどり方とか。今回のは、ただの普通の人じゃないか!
京極堂は、あんな人懐っこいもんなんですかね。最後の方とかなんですか、あの笑いポイント!
あと、あの女優さんはもっと若い人のイメージ。黒木さんは年が・・・娘のお姉さんって言えるような若い人を!
美馬坂教授もなんだかなー最終的にいい人になってるし。敦子はちょっとうざい子だし。
なんか、役設定がツッコミ所満載で、1人心の中で忙しかった。


話はもっとひどい。もう、同じ名前、舞台のパラレルストーリーとして観た方が楽しめるよ。
眩暈坂出てこなかったのもなんでしょうか。眩暈階段って(笑)
まず、箱入り娘の「ほぅ」がなかった!!最後の最後で出てきたけど、箱に入ってなかったし、あそこは原作と同じような最後でも良かった気が・・・
久保と榎木津が戦場で会っちゃってるし。
四角い研究所の設定が、洞窟とか言ってる時点でもうあかん。内部は、どっかのダムのように見えました。ダムですかね?
久保がどうしてあんなんなったとか、無理やり理由つけてて、あーーってなった。最後の最後で美馬坂が女優を助けるなんて!あと、久保が最後にガツンとやる所を映像化してくれたら完璧ホラーになったのにな。
何か、全体的に徹底してない映画だった。中途半端。
まぁ、原作まんまやったら収拾つかなくなるからあのような脚本になったんですかね。無理そうなら、映画化しなけりゃいいのに。